城南宮は読んで字のごとく、城の南を守護する目的で創建され、「方除けの大社」として仰がれています。
方角の災いを取り除くということで、新築や増改築、引っ越し、旅行や車の安全、家庭円満を願って多くの人が訪れます。
私は五社巡りのスタート地点を城南宮としましたが、「無事に五社巡りできま
すように」との願いもこめました。
都に入る要所として古来より栄えており、広大な神苑「源氏物語 花の庭」では今でも春と秋に「曲水の宴」が雅らかに行われます。
城南宮鳥居
本殿
上の赤い鳥居ですが、よく見ると変わった様式となっているんです。
城南宮鳥居と呼ばれ、基本型は神明鳥居に属しますが、柱下に饅頭があり、棟の部分に島木・笠木を重ねて、さらに屋根を葺いていて、その島木の正面中央に神紋の金具が打たれています。
他に例がないため固有名詞の城南宮鳥居で呼ばれています。
鳥居についている神紋は「三光の紋」と呼ばれ、日と月と星を組み合わせた極めて珍しい神紋で、 昼夜の隔てなく遍く及ぶ、城南宮の広大なこ神徳を表しています。
城南宮がいかに特別なのかがわかりますね。
私個人的には朱雀が一番好きで、この神紋も一番のお気に入りです。
交通の便が悪いせいか人も少なく清々しくのんびりできて、おすすめです。
朱雀 城南宮へのアクセス
・地下鉄烏丸線、近鉄「竹田駅」下車徒歩15分
・京阪本線「中書島駅」より市バス南3「城南宮東口」下車徒歩3分
・市バス19「城南宮」下車すぐ
※バスは少ないので注意